2017年9月25日現在、「エヌダッシュ:範囲はまっすぐ示す」に多くの方からアクセスいただいてます。
大変ありがたいことです。
多くの方に見ていただいてると思うと、ある心配が湧き上がってきました。
「10:00〜21:00」のままで通じます
2020年には東京オリンピックが開催されることだし、英語のチラシを準備しよう。ついでに店頭の表示に英語も追加しよう。と考える方は大勢いるでしょう。
その中にもし、波線「〜」は通じないからダッシュ「–」に変えなきゃ、と考えて、そのためだけにお金を使ったり、時を経ていい味を出している看板を、不粋な薄っぺらなプレートに掛け替えたりすることがあったらどうしよう、と。
波線が通じないわけではありません。いや、波線が範囲を示していることは通じるでしょう。
どういう意味か訊ねるお客さんがいれば、それをコミュニーケーションのきっかけにすればいいと思います。日本語でもカタコト英語でもいいので、言葉を発して「おもてなし」しましょう。
「SpecAid – 世界標準のスペック英語」がそんなに影響力を持っているとは思えないので、全くの取り越し苦労だとは思います。
しかし、おひとりでも、一件でも、そんなことになったら申し訳ないので、この文章を投稿しました。
「SpecAid – 世界標準のスペック英語」は、波線撲滅派でもダッシュ原理主義者でもありません。
製品情報サイトなど公式な英語コンテンツの表記について、そのクオリティを上げる方法を探るのが、このサイトの目的です。
ところで、日本語の句読点を紹介しているステキなサイトを見つけましたので、ついでに紹介しておきます。
【参考サイト】 The Definitive Guide, “Japanese Punctuation”
身近な波線の例
街で見かけた営業時間告知に使われている波線の例をご紹介します。
4つ目の例は、「AM」「PM」は要らないですね。12時間表記と24時間表記が混ざってしまっています。英語表記云々以前に修正が必要のようです。
こちらは逆の例です。「AM」「PM」を入れた方がいいですね。あるいは24時間表示にするという選択もあります。
ダッシュが使われることが最近増えています。おそらく全角ダッシュでしょう。