読み方は「わかちがき」で、「分ち書き」「わかち書き」とも書きます。
世界の言語で、分かち書きをしないのは、日本語・漢語(中国語)・タイ語など、一部の言語に限られているそうです。
分かち書きのことは誰もが知っていると思っていたのですが、周囲にたずねると、聞いたことがない、知らない、という方が結構多いですね。
小学校低学年用の教科書のような書き方で、例えば「おちゃらか おちゃらか おちゃらか ほい!」のように、ある単位で分けること、と説明するとわかってもらえます。
分かち書き自体はほとんど目にしているし、覚えているのですが、「分かち書き」という呼び方があまり一般的でないようです。
日本語でも分かち書きがおこなわれる例を、思いつくままに並べてみます。
- 幼児向け絵本
- 小学生低学年向け教科書
- 日本語学習者向け教科書
- 点字
- ローマ字
また以下は分かち書きされる場合もある例です。
- 詩
- 広告のキャッチ
- 看板
ウィキペディアによると、西洋語も中世までは分かち書きされず、6世紀ごろにアイルランドで発明されてから、徐々にヨーロッパ大陸に広がっていったとのこと。
【参考サイト】(リンク先を新しいウィンドウ/タブで開きます)
英語のスペックにも正しい分かち書きを
分かち書きする英語の表記を、分かち書きしない日本語的発想で判断したために、和製英語になっているスペックが結構見つかります。
スペックは、数字とアルファベットの組み合わせが多いため、そのまま英語として通じると勘違いされるのかもしれません。
また、日本語スペックの単語を英語に入れ替えただけでは、スペーシングの誤りに加え、文法上の誤りが生じたり、意味的におかしな表現になってしまいます。
このページは2017年5月25日に投稿した内容に対し、2017年9月14日に加筆・修正しました。「英語のスペックにも正しい分かち書きを」以降を追加しています。